お遍路

本日のお遍路ログ

納経したお寺:1
累計納経数 :38


走 行 距 離 :31㎞
累計走行距離:705㎞


13日目 (11月2日)

お遍路さんの朝は早い

夕食と同じメンバーで朝食。 みんな朝からガッツリ食べる。 間違いなく元気の源。
トレッ君のタイヤの空気補充やチェーン油を注していると、順番に出発され始めたので、記念に写真を撮った。
この民宿は、金剛福寺へ行く方と、金剛福寺を済ませて延光寺へ行く方と2パターンいる。 「また会うかもしれませんね!」と挨拶し、お別れをした。
そしてトレッ君も元気いっぱいになり、出発。
飲み物を補充するため、自動販売機でスポーツドリンクを購入しようとすると…
千円札を入れても反応がなく、しかも返金もされない!
飲み物買うときに千円を使い、小銭をつくるようにしているのが仇になった。
コカ・コーラ四国に連絡しても営業時間外。

あー、今日はそういう一日か…何て思っていると、近くにいた男性が『どうした?』と声をかけてくれた。 事情をお話すると、自らの財布からお金を渡してくれた。 もちろんお断りはしたけど、親切は無駄にしてはいけないと、受け取った。
後程コカ・コーラ四国から連絡があり、申し訳ありませんと言われたけど、原因は少し濡れた千円札のせいだった。 返金は太刀魚を3匹釣った男性の方にお願いしますと伝えた。
自分が悪い上に人に助けてもらい、反省した。
クレームの対応にも同じようなことだと学んだ。

中荒水産へ

今日は日曜日なので、お休みかなーと思いながら伺うと…
「あーー、社長のところのぉー!」と、嬉しいウェルカム。
さっそくお二人のお姉さまに、工場を見学させていただいた。
うるめの箱詰めや、メジカ(そうだがつお)の燻製をしていて、凄い煙の中、涙チョチョ切れながら、屋根上へ。
景色最高。
どこで話してんねんって感じでしたが、素敵な経験でした。 菅直人元総理や、中田元横浜市長も来たのだとか。
本当に皆さま温かくしていただき、感謝。
今朝とれたうるめも見たし、なんてったって、火一日節(ひいといぶし)という、燻製したてをいただいた。 これが美味しい。酒のつまみに抜群ですねぇと言ったら、わざわざ包丁でカットしてくれ、醤油をつけていただいた。
お姉さま、ありがとうございました!
さらに今晩のつまみにと、わざわざ燻煙の中に取りに行っていただき、お土産に持たせてくれた。
お母様も来て、四人姉妹のやんちゃくれ話や、お孫さんの話、二時間くらいいたかなぁ。
ご迷惑をおかけしました。
いつまでも、親は親、子供は子供ですよね!
最後にこれは珍しいと、中荒水産トラックをバックに記念撮影。 また送りますね! お姉さま方、ブログ内容どうでしたか?(笑)
とうとうお別れになり、見えなくなるまで手を振っていただき、感激でした。
これからもたくさんの魚が上がることを祈ります!

金剛福寺へ

途中、お酒を飲まれる歩き遍路さんに火一日節をお分けしたりしながら、足摺岬へ。
ジョン万次郎像と記念撮影し、展望台に灯台や天狗の鼻へ。
天気が微妙でしたが、気持ち良かったです。
男性に写真を撮っていただき、話していると、脱サラして地元の愛知県で蕎麦屋を開店させるとのこと。 商売繁盛を祈ります。
金剛福寺は、観光客で満車状態の駐車場のすぐ隣にあります。
今日は金剛福寺で護摩焚きをすると、熊谷寺でお経を教えていただいた方に教えてもらい、タイミングよければなんて思っていたら、ドンピシャ。 護摩焚きは午後4時からなので、一緒にお参りしてお経をよみました。
上手くなったね!
でも気持ちが一番大事とお言葉をいただき、御開帳にもご一緒していただきました。中の絵は本当に綺麗で、川崎大師の方だと。一つ描くのに6,7年かかり、集中力が半端ないとか。

絵を描くのに使う金色の使い方の話とかは難しくてついていけなかったけど、有意義な時間でした。
近くにB級グルメの出店があり、かつお丼を一緒に食べていると…、『携帯がない!』と焦りましたが、自転車に置き忘れていました。 これまた自分の悪いところが出て反省。
そして、護摩焚きへ。

護摩焚きが始まる

民宿安宿で一緒だった歩き遍路の方もご一緒に。
昨日に道の駅土佐佐賀で写真を撮っていただいた、お母様と息子さんと偶然お会いしご挨拶した。
びっくりしたなぁ。
護摩焚きといっても、始めはわけもわからず、イベントのようなものかと思っていたけど凄い迫力。
命懸けの本気を感じた。
炎が上に上がれば上がるほど良いとか。 たくさん意味はあるみたいだけど、勉強不足。 蓮の入れ物の灯籠流しも綺麗でした。 焚きおわり、残り火や煙を身体に受け、祈願した。
良い思い出になりました。
帰りに貴重な鍾乳石をバックに記念撮影。 本当にありがとうございました!
感謝です!
そして時間は5時を回り、真っ暗の中を民宿青岬へ。 本当に夜は暗いし寒いし、何かあっても助けてもらえない。
そんな中、必死で向かった。
青岬は約600mの山の上にあり、一気にかけ登った。
汗だくで到着。

ほっと力が抜けた。 連休中のため、他は家族連れのお客さんで満員。 予約のときに社長のお話をし、部屋を移動までしていただき、無理して泊めてくださった。 ひとりぼっちは寂しく、家族が恋しくなったけど、飯が…

 

美味すぎる!

 

ネットの評価も高いわけだ。
生ビール最高! 一杯でグッとこらえたけど、女将さんオススメの冷酒『司牡丹』を部屋で飲むことに。 これが、中荒水産の火一日節と合うこと。
贅沢な気分でそのまま眠ってしまいました。