お遍路

本日のお遍路ログ

納経したお寺:3
累計納経数 :87


走 行 距 離 :33㎞
累計走行距離:1495㎞


23日目 (9月25日)

100年以上の歳月をかけて築庭された栗林公園

お遍路22日目、雲はあるけど晴れ間が覗く高松の朝です。台風はどうなったのか… 昨日は高松の夜を楽しみ、少し二日酔い。少しゆっくりめにホテルを出発です。
今日はお遍路の前に気になっていた栗林公園へ向かいます。香川県の観光スポットの中でもかなり有名な栗林公園。16世紀後半から築庭され100年以上かけて完成された日本庭園です。 お遍路中に是非とも行ってみたいと思っていました。
宿から数分で、栗林公園到着。 入園料¥400。 チケット売り場のおじさんから軽く説明を受けます。
どうやら、今の時期はどちらかと言うとオフシーズンみたいで、季節の花や紅葉など何もないみたいです。 それでも、せっかくなんで入園。 入ってすぐにキレイな芝生広場。しばらく歩くと名前は栗林ですが、栗の林ではなく、松の林が広がります。
チケット売り場のおじさんオススメの飛来峰、芙蓉峰という高台からは本当に絵にかいたような風景が見えます。国から「特別名勝」に指定されるだけあります!!次は紅葉の時期にきたいものです。 園内には船頭さんの案内付きの周遊和船に乗れるところがあります。一人ではさすがに寂しいので、今回は乗りません。
一通り和の心に親しみ、栗林公園をあとにします。

ケーブルカーには乗らない

まだ、お昼には早いですが前々からディーラーの方から聞いていたうどん屋さん「竹清」が近くにあるのを思い出しそちらに向かいます。
到着すると、なんと行列!! まだお昼には1時間以上早いのに!!
最後尾に並んでみると、どうやら開店待ちの行列みたいです。 平日なのに凄いです。さすが人気店。 しばらく、並んでると開店。
開店すぐに満席状態です。 相変わらず安くて美味しいうどんと天ぷらをいただき、お遍路へ復帰。
85番八栗寺に向けて自転車を走らせます。 八栗寺は石の町、八栗にある標高220mの寺です。割りと高所にありますが、途中から車が通れる道がありません…でも、大丈夫です!ちゃんとケーブルカーがあり登山が無理な人でもお参りできます。
八栗ケーブルの乗り場に到着。 ここから、登山かケーブルカーに乗車かに別れます。
ここはもちろん…自力で登山です。 自転車をケーブル乗り場の駐車場におき出発。 階段などがないので、自転車で行けなくもないですが、かなりの急勾配なので自転車に乗っての登頂はほぼ不可能。 下りも急勾配+濡れた落ち葉やコケで非常に滑りやすくかなり危険です。 絶対に歩きでの往復をお勧めします。
約20分ほど急な坂道を登り、八栗寺に到着。到着してすぐ、近代的なスタイルの「おむかえ大師」が迎えてくれます。 八栗寺は規模が大きな寺です。ケーブルカーを走らせてるだけあります。 お参り後下山、坂道が急なので勝手に足が進みます。

歩き遍路さんが行く遍路道

愛しの自転車と再会後、86番志度寺へ。
途中に道の駅「源平の里むれ」があり、遍路休憩所もあるので、しばらく休憩。 このころから空模様が怪しくなり、雨がポツポツと。雨予報はなかったはず、台風の影響で大気が不安定なのか?と思い先を急ぎます。
そして、香川最後の町、お遍路最後の町さぬき市に突入し、志度寺に到着。
平賀源内のお墓があります。ここら辺りの人だったんですね。 志度寺は家庭菜園?みたいな独特の雰囲気のある自然が多い寺です。 バスツアー添乗員に「納経所てどこですか?」と聞かれます。確かに納経所の場所わりづらいかもしれません。
続いて、87番長尾寺へ。 難なく到着。 建物は少ないですが、敷地がとても広い寺です。 お参りし終えたら、本日のお宿へ。
本日のお宿は長尾寺の真ん前。 あと、1つでお遍路終了ということもあり、夕食時に歩き遍路の方たちと一緒になりました。
一人は今回3回目のベテランさん、もう一人は北海道から遠路はるばる来られた方。 明日どの道を通っていくか話すと、歩き遍路はやはり遍路道を行くみたいです。なかでも、女体山という岸壁を登るようなルートもあるらしいのですが、今回は普通の遍路道を行くらしいです。 それからは、あの寺は大変やったとかあの寺の対応はどうなの?とか思い出話に花が咲きます。
歩き遍路の方は、命懸けの道も通ってるんですね。
そして、お互いの無事と結願を願い、別れて今日は終了です。