お遍路

本日のお遍路ログ

納経したお寺:5
累計納経数 :87


走 行 距 離 :62.2㎞
累計走行距離:1335.4㎞


21日目 (4月25日)

君の笑顔が宝物

今朝は、6時から朝食で7時前には宿を出発しました。
一宮寺までは平坦な道を15キロくらいこぎ7時40分には到着しました。朝も早いせいか参拝者はほとんどおらず、清々しい空気の中で参拝し後にしました。
屋島寺までは17キロ弱。高松市内を走り、9時には登り坂の下に到着しました。来る道々で海抜1mと言う看板を良く眼にしました。 なかなか東京にいたら見ない数字です。
津波が来たら終わりだなーっと思いながら走っていました。
屋島寺は、山の上にあり自動車専用道のため、自転車ではお寺まで上がれません。
自転車を置き、21度と言う急勾配のヵ所があったりしながらも、20分程登り到着しました。そこには天空の城ラピュタのような光景が広がっていました。
山の上は綺麗に整備された庭。その中に本堂・太子堂があり、本堂は鎌倉時代の末期に建てられ重要文化財にも指定されています。
参道をキョロキョロしながら本堂・太子堂にお参りし、納経所へ行くと納経書に記載してくださる方が、そっとお菓子を手渡して下さいました。記載してくださる台の所に「君の笑顔が宝物(^-^)」と記載された和紙があり、良い言葉だと思い写真に撮らせていただきました。
ちょっと境内でのんびりしベンチに座っていると、元アルコール中毒だったと言う方が隣に座ってきて、中毒から脱するまでの話やお寺さんへの感謝の話を聞きました。

忘れ物で一気に疲れが…

下りは15分とあっという間に自転車を置いた所まで戻れました。
しかし、まだ時間は10時20分。早起きは三紋の特と昔から言いますが、午前中の涼しい中の登山は本当に気持ち良かった。
しかし、自転車を置いた場所から一気に坂を下り終わった頃、自分のリュックに縛っていた、ウインドブレーカー兼雨カッパが無いことに気付き、がっかりしながら引き返し21度の坂をまたまた自転車を押しながら戻りました。しかし、自転車を置いていた場所にウインドブレーカーはあり、大変助かりました。
「また山頂までまた行かなくてはいけないのかー」っと思っていたので、すぐに見つかってよかったのですが、一気に疲れが出ました。
85番札所 八栗寺はケーブルカーに自転車を乗せお寺まで行きました。こちらもあまり人はおらず、二重の塔が印象的でした。
86番札所 志度寺は五重塔が目を引くお寺さんです。 87番札所 長尾寺を目指し自転車をこいでいると、歩きのお遍路さんとお会いし、1キロくらい一緒に歩きました。 東京都葛飾区から来られて、しかも3年連続。「お遍路に魅せられて…」っと。
確かに!魅力を感じることはわかるのですが、3年連続とはビックリです。しかも毎年歩き…
凄いの一言でした。

最後のお寺は明日に

87番札所 長尾寺では、2つの団体さんと重なり、競い合うようにお経を唱えていた。お寺さんと自体は広くないのに、その2団体のおかげで何か忙しなく参拝して終了しました。 どこのお寺を廻っても平日は人が少ないが、このお寺は人が凄かった。
最後の88番札所 大窪寺は結構坂が長くて大変だと聞いていたのですが、1回の休憩で上がる事が出来ました。
へんろ会館を過ぎて自転車をこいでいると首輪をしていない野犬に追いかけられたり、猿の群れを見ました。
16時ちょっと過ぎには到着していましたが、あえて参拝せず宿に入りました。
明日が3歳になる次女の誕生日に一緒にお祝いしてあげられなかったので、お遍路最後の88番札所のお寺で、家族・二女の今後の健やかな成長をお祈りしようと思います。
宿は、「八十窪」さん。

小原さんと櫻井さんも宿泊した宿でした。しかも若女将に、「2人で来たどちらかと同じ部屋だよ。」と言われました。お2人のことを覚えていました。
女将さんは、お遍路の生き字引のように物凄くお遍路について詳しかった。 また、若女将も気さくな方で、娘さんのオリンピック選手(ソフトボール)の話などを聞かせていただきました。 そして、こんな素晴らしい経験をさせてくれる社長さんは、本当に珍しく良い人だと絶賛していました。