お遍路

本日のお遍路ログ

納経したお寺:3
累計納経数 :23


走 行 距 離 :102.2㎞
累計走行距離:296.4㎞


5日目 (4月9日)

山の中腹の霧が幻想的

朝、宿の外に出てみると山の中腹に霧が掛かっていて、幻想的でした。
朝食をいただき、始発のロープーウェーに乗り込みました。 ロープーウェーからの眺めは絶景。
とても自転車で上がるのは大変だろうなー!っと思いながら周りの景色を眺めながら山頂に到着した。
山頂駅の目の前が、太龍寺でした。
自転車を木に縛っていると、近くにいたご老人が話かけられました。
なんとお遍路は15回目だとか。今は80歳だから、さすがに車で廻っているとのことでした。
私もこれまで宿泊した宿で色々な方々と話をしてきましたが、15回はこれまでの最高でビックリしました。

1円玉を置く意味

太龍寺での参拝を済ませ、平等寺に向かいました。太龍寺は、ロープーウェーで、2,775m上がっただけのことはあり、下りの坂も物凄く急で道も悪く、ブレーキをかけながら慎重に下りました。 平等寺は苦労なく到着しました。
仁王門をくぐると階段がありました。階段の両サイドには1円玉が置かれていて、何だろう?と思い、参拝後の納経帳に記載してくださる方にお聞きしたら、「1円を置くことにより厄を落とす」という意味があるのだそうです。
太龍寺から薬王寺までの道のりは、軽い峠があるくらいで、わりとスムーズに走れました。
サングラスをしているのに目にゴミが入り、コンタクトの私は目が痛くて涙をポロポロ流しながら走りました。
薬王寺ではカナダのケベック州から来たと言う方と話をしました。
私の父はカナダに行ったことがあるのですが私は行ったことがなく、至らない片言の英語で話を試みました。 あちらの方はリアクションが大きいので、愉快に感じました。
薬王寺で参拝を終えて、自転車で次の目的地である宿を検索していたら、参道に店を出しているお店のお姉さんに声をかけられ、「ちょうど焼き上がったところだから持っていってよ」っとベビーカステラをいただきました。
ありがとうございました。

仕事と同じなのかも

そこから宿までの距離は40キロ近く。
走り出しは良いがトンネルあり、若干の峠があり、海岸線だから平坦な道ばかりかと思っていたら、そう甘くはありませんでした。
ひたすら自転車をこぐ自分「これが修行か~」っと思うと同時に色々考えました。
自転車は、こがなければ進まず目的地に到達しない。
仕事もお客様へ足を運ばないと成立しない。
共通して言えることは、とにかく自分で動き出さなければ何も始まらない。
そして、峠では登りがあれば、必ず下りがある。「これは仕事と同じだなー。」なんて事を考えながら最御崎寺約16キロ手前の宿に到着した。
筋肉痛は、なんとかなっているが、左膝の間接が痛みだし、自転車をこぐのが大変なくらいになっていた。

どこかで、針でも打ってもらわないと、この先厳しいと思い、安芸市や高知市で探そうと思う。
宿での料理はとても美味しく、宿主と話をすると「家の前の池州で魚を飼い、野菜は自分達で育てた物を出しています」と言うだけあり、とても美味しい。 刺身に金目鯛の煮付け。山菜の唐揚げなど、新鮮であっと言う間にいただきました。
本日は疲れ過ぎて、部屋の電気を消さずに寝入ってしまいました。