お遍路

本日のお遍路ログ

八十八箇所霊場

納経したお寺:2
累計納経数 :19


別格二十霊場

納経したお寺:1
累計納経数 :3


走 行 距 離 :33㎞
累計走行距離:276㎞


4日目 (10月30日)

毎日が遍路ころがし!?

さすがに疲れがたまってきたのか、起床時間になっても体が動かない。
別格も含めて毎日が遍路ころがしを経験しているような気もする。 ただ今日も標高が高い別格3番慈眼寺と、もし行ければ20番鶴林寺も行く予定。
いつも通り朝早めに徳島市を出発。さすがに市内は通勤・通学の人達で行き交い、自転車を走らせるのも注意が必要。朝の自転車は多少寒いが、程よく体が温まってきたところで、18番恩山寺に到着。でかい大師像が出迎えてくれる。
9時になったところで、仕事の電話を何件か済ませ、19番立江寺へ。 駐車場へ着くが、自転車を上手く立て掛けれるようなスペースがなく、スタンドを立てて置くことに。頭が振られて倒れないように石で前輪を固定させる。停めるのも慣れてきた。
本堂前でご夫婦に写真撮影をお願いし、「もしよかったら一緒にどうですか?」と聞くと、最初は恥ずかしがっていたお母さん。「じゃあ旅の記念に!」とぴょこっと横に並んでくれた。 参拝も終わり、駐車場に向かう途中で、お母さんから「荷物になって重たいけど」とお茶のお接待。有り難うございます!飲み物はいくらあっても足りないので助かりました。

別格3番慈眼寺

そして、向かうは別格3番慈眼寺。標高も高めで、まだアズテック内で行った人がいないため、時間が読めない。とりあえず近くまで行って聞くことに。
慈眼寺の麓ぐらいにある廃校になった小学校を利用した宿泊施設さかもとで情報を聞くと、ここから5キロ、歩いたら1時間半ぐらいのようだ。 恐らく自転車は押して上がることになるし、もう13時近くになっていたため、20番鶴林寺を諦め、今日はここで泊まらせてもらうことにした。幸い、大きな部屋になるけど空いているみたいだ。
宿の方から、慈眼寺は穴禅定(あなぜんじょう)と呼ばれる鍾乳洞の中に入って行う修行が有名だとか。受付は15時まで。今からでも間に合うとのこと。
自転車だとかなり回り道が必要のようで、せっかくだしへんろ道も体験したかったので、自転車を置かせてもらい、歩いて向かう。
へんろ道はもう登山と言っていい。木が倒れていたり、虫が飛び交い、落ち葉で滑る。歩き遍路の方達はこんなとこを通っているのかと感心しながら道を間違わないように登って行く。
途中、少し怖い休憩所もあったがさすがに素通り。言うほどきつくなく、1時間程度で慈眼寺到着。
まず先に、穴禅定の受付を。1人¥3000、2人だと各¥1500、3人は各¥1000。誰とグループになってもいいみたいなので、人数が多い方が負担が軽い。誰か来ないかなーと言ってると、「今から急いで行けば前のグループに追い付くから¥1000でいいよ」とかなりタイミングが良かった!後々聞くと、中には2時間待っても誰も来ず、結局¥3000払うことも少なくないらしい。ご利益があったのかなと感じながら穴禅定修行に挑む!

穴禅定へ

自分の白衣は泥々になるからと、お寺から用意されたものに着替え、荷物を預け、いざ鍾乳洞の中へ。
一人ずつ火のついたローソクを片手に穴に入って行く。「兄ちゃんが一番体柔らかいはずやから一番後ろなー」と案内のおばちゃん。どういうことだ?と思ったが、穴に入れば納得。これはかなり狭い!

1人がやっと進んで行けるスペースしかない。 岩と岩の間をお腹と背中を岩にくっつけながら進む為、女性や大きい人が先頭の案内おばちゃんに続いて行かないと、物凄く時間がかかるようだ。
「ここに右手!ローソクは前!!お尻引く!!、、」案内おばちゃんの声が響く。
「これは観光ではない!修行ですからね!」
確かに。
ローソクの火だけを頼りにほふく前進あり、体のひねりあり。奥まで進むと、修行僧時代の弘法大師が奉られており、御祈祷する。
帰りはまた同じように穴の中を移動。実は携帯電話をこっそりポケットに入れていったが、写真を撮るとおばちゃんに怒られそうなので止めておいた。
帰ってきた時には膝から下は泥だらけ。これでも兄ちゃんは若いから、そんなに汚れてないなと言われたぐらい。これは確かに良い経験をさせてもらった。
帰りもへんろ道を通り、宿に戻る。
宿の中は、小学校の面影を残しつつ、全て綺麗にリニューアル。かなり大きな部屋にポツンと布団を敷いて、今日は終了…
広すぎて落ち着かない。。。