お遍路

本日のお遍路ログ

累計納経数 :88
    11/18 complete


走 行 距 離 :62㎞
累計走行距離:1559㎞


30日目 (11月20日)

びざんの朝

御飯、家庭的で美味しいー! ここのお宿には、金剛杖や、菅笠を来る前に送ると、預かってもらえる。
そして、フェリーは8時出発なので、あまり時間はないけど、コーヒーもいただき、出発の準備。 御接待にいなり寿司をいただいた。
意外に朝は時間がかかる。
ご主人に『急いだほうが良い』と言われ、バタバタで出発。 自分の準備が遅くて、写真を撮れなかった…
7時半出発。8時に出港の予定で、船着き場まで約6キロの道のり。 余裕こぎすぎた。
順調良く進んでいたけど、途中で少し迷子になったときはさすがに焦った・・・
櫻井の記憶もよみがえり、50分くらいに到着。
セーフ。
ちょっと危なかった。
びざんのご夫婦も心配してくれていたので、無事に乗れましたと報告。 フェリーは揺れも少なく、あっという間に和歌山港。

同行二人

さあ、ここからが勝負。
ずっと平坦な道をひたすら走る。 たくさんお城をみたけど、和歌山城も綺麗でした。 和歌山の道は走りやすい気がした。
櫻井が、ナビしてくれるので、自分は景色や雰囲気を楽しみながら付いていくのみ(笑) でも結構距離があり、後半少しバテ気味だったけど、お昼時には高野山の入口に到着。
食べれるお店がないのでコンビニで購入し、御接待でいただいたおいなりさんも食べた。
手が汚れないようにしっかりと包んであり、気持ちのこもったおいなりさん。
美味しいに決まっている。
さあ、苦手の坂道。 おそらくこれが最後の険しい道のりだろう。
坂道に入り、一瞬で櫻井を見失う。 まるで、マラソンランナーがおいていかれる状況。 覚悟はしていたけど、キツい。
不動明王のような顔つきで走る。 もーペダルは何回転しただろうか。 途中、櫻井が何度か待ってくれていて申し訳なかったけど、いてくれるとすごく安心した。
上りの途中でまさかの下りがあったので、一気にスピードUP。櫻井が待ってくれていたのにもかかわらず、ブレーキがもったいなかったので、そのまま激走しちゃいました!
途中、高野山名物やきもちを食べて一服。
ここからまた永遠に坂道。
もぅ途中、このまま空に飛んでいってETにでも会えるんじゃないか?とか、懐かしいメロディーが聞こえてきたりして、歌いながら走ったりした。
工事中で片道通行が多くなり、そこにいたガードマンに、『自転車いきませんでした?』と聞くと、『大分前に行ったよー』と言われたりしながら、スローペースではあるが走り続ける。 本当にしんどいときは、何か後ろから押してもらっているような気がしたりした。
『まだかなぁ?』という気持ちよりも、『なんぼでも来いよ!』という気持ちになっていた!

なくなってる・・・

そして、やっとこさ大門に到着!
櫻井にやっぱり遅れること15分(笑)
距離考えたら成長したかも?
写真を撮ってもらいつつ、一緒に撮りたいとも言ってもらい、気分良かった。
先に今日の宿坊、無量光院へ。 受付を済ませ、部屋でまったり。
あれ?
アズテックキャップがない?
白衣に着替えたとき落としたか… 櫻井が探しに行ってくれたが見つからなかった。
あー。
ふと鞄をあけてみると、キャップ発見…
ごめんなさい。
すぐに思い込むのではなく、責任をもってこい行動しないとなぁ。
それからお風呂に入り、精進料理をいただく。
ビールがうんまい!
夜は本当に冷えて、刺さるような寒さ。 そんな中、板橋さん(仮名)登場。
今回お遍路で三回お会いした板橋さん。
高野山へは、都合あえば一緒に行こうと話していた。
櫻井もビックリ。
色々お話しさせていただきましたが、明日はお勤めがあるので、少し早めに就寝。
明日は総本山奥の院! 達成感しかないです!