お遍路

本日のお遍路ログ

納経したお寺:3
累計納経数 :26


走 行 距 離 :101㎞
累計走行距離:356㎞


7日目 (10月27日)

鯖大使 一番乗り!

昨夜は稲光と豪雨で、明日は大丈夫かと思っていたけど、朝にはスッカリ上がってました。
今朝は目覚めがよい。夕べのお遍路さんに、『最低でも7時半には出発』と言われていたので、朝食も早めにいただき、鯖大使へ。ってもすぐそこで、多分一番乗りでした。

鯖大使には『お山の八十八箇所』という展望があり、多少登るけど絶景です。
朱印していただいた方に、『何事も絶対自分に戻ってくるから。』と御言葉おいただきました。
最御崎寺まで、距離があり、見所のある箇所がたくさん。
途中、歩き遍路さんと一緒に休憩。 もう25回目だとか! お遍路さんに悪い人はいない。 75歳の方もいて、皆さまパワフルでした。
お昼は、たこ焼きを食べた。美味しかったけど、喉が乾いた…
ずっと走り続けると、夫婦岩。仲良くずっと一緒に並んでいた。
青年大使像の中に入った。堂内には大使御手形があるはずなのだが、どこにあるかわからず、入口で聞いてまた戻った。 御手形に手を合わせ、ご縁を結んだ。
77歳の姫路からのご夫婦と一緒だった。カジュアルでお若くみえる夫婦。お二方もどこに御手形があるかわからず、見つかって良かった。 合わせると小指が長かったな。 『良き人生を。』とお別れをした。 いただいた、海洋深層水塩飴、メチャクチャ美味しかった。
すぐ隣にみくろ洞。ここで大師は修行された。 実際に修行していた神明宮には、落石があり、危険だが、自己責任なら行ってもよいので、カラーコーンをまたいで、もちろん拝んだ。
『空と海が見分けられなーい。それほど澄んだあの気持ち~♪』
purety by TUBE
自分の好きな歌であるが、まさにピッタリなんで、口ずさみながら走った。

時間が足りない

中岡慎太郎像にも挨拶をして、最御崎寺へ。
時刻は15時頃で、今晩は旅の宿 美園に予約していた。
もしかして間に合わない?
津照寺へ向かった。
自分の場合、お寺の滞在時間は約30分。見どころがあると、それ以上かかる場合も。 急ぐのは駄目とはわかっていながらも、これを逃すと次は30キロ越え。
美園に連絡すると、『明日戻ればいいやん!』と一言。
悩んだが、行くことに。
学生時代は野球に熱中し、体力はまだある方だとは思っていたけど、キツイ。 時間と距離と精神と体力と。 まさしく修行だった。
無理せず、宿探せばいいのだが、美園には泊まりたい。 必死のパッチ。
焼山寺より、鶴林寺よりも辛かった。 70キロは走っていたし、長い坂道。 最御崎寺でお会いした方に、『絶対に間に合う!頑張って~』と言われ、『いや、車だからでしょ。』と心で思ったが、そんなこと思ってるうちはまだ修行が足りない。 ゼーゼーハーハーの死に物狂いでギリギリ到着。 納経に向かうと、携帯で話しながら書こうとする。 おいおい、と思ってたら、他の人が来て書いてくれた。 必死で来たのに。
今回も自分の段取りが悪い。
ただ、仕方のない時もあるけど、心のゆとりは絶対に必要。
わかってはいるけど。。。

みくろ洞の団体さんと一緒だった。 『お気をつけて、事故のないように。』と声をかけていただいた。
津照寺の大師堂の写真を撮り忘れ、明日引き返すことを思えば、と向かって写真を撮ったけど、お寺の方はどうぞと言ってくれたが、やはり夜はよくないと感じた。

どっかへ イっちゃいそう

そして、旅の宿 美園へ。
この道のりが半端なくキツかった。 辺りは、もう真っ暗。 同じ道をひたすら走る。 ライトのチカチカと、ずっとペダルをこぐ感覚で、無心になり、なんかどっかへイっちゃいそうだった。
夜空は三日月で、星空で溢れ、綺麗だった。
しかし遠い。
首痛い。 手が痺れる。 おしり割れそう。 逆風ハンパない。 疲労困憊。 なぜか足は痛くない(笑)
そして美園に電話しても出ない。 場所わかりずらい。
携帯で検索して、お土産にアイスを購入し、美園へ。
放心状態でしたが、バブル風呂が気持ち良かった! 時間は、もぅ9時だったかな。
社長が9月始めに宿泊していて、『2回目は特別や。』と、鰹のタタキもいただいた。 僕は1回目ですけど(笑)

美園さんはトマト栽培をはじめるみたいで、必死に勉強し、プレゼンで発表する段取りをしていた。
いくつになっても勉強だなぁ。
ビールを飲みながら、色々お話した。 親切に対応してくれる。 『土佐の女は よう働くんじゃ(笑)』と。鼻歌が印象的でした。
美園さん、本当にありがとう。 善根宿はぜひ泊まるべき。
今回お遍路さんはいらしてなかったけど、自分が普通に宿泊できるありがたさがわかる。 歩き遍路さんはいかに安く泊まれるかを考え、善根宿を利用する。
その時の出逢いが大切だと。
あー、今日は走行101.3キロ。
自分はそんなに走ることないと思っていたが…
トレッ君、お疲れ様でした。