22日目 (9月24日)
台風接近中
お遍路21日目、台風接近中の高松市です。
ベッドの横には…自転車です。
今回のお宿は自転車を置くところがなく、従業員さんに聞くと「皆さん、お部屋まで持って上がってますよ。」とのこと。持って上がるのはいいけど、エレベーターには入りません。四苦八苦してると従業員さんが声を掛けてくれて「縦にしたら入りませんか?」…えっ!縦積みが基本なの!?建物に傷付いても責任もてんで?と思いながら従業員さんに手伝っていただき無理やり自転車を積みます。チェックアウトアウトのときも縦積みで降ります。
あっでも、出張でたまに利用してますが車でくるなら安くて、サービスもよくて、繁華街に近いし部屋も広い文句のないホテルです!漫画もいっぱいあるので退屈することないです。
本日は午後から台風の影響で気候が不安定になるらしいので、午前中のみのお遍路です。
アメリカの進駐軍
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84番屋島寺に向けてスタートです。
高松の中心市街地を軽快にしばらく行くと、屋島方面への道路標識が見えます。
道路標識に従い道を進んでいくと、屋島ドライブウェイに差し掛かります。
あれ?自動車専用道?
地図を確認、自転車ではドライブウェイは行けません。
屋島小学校方面に向かい、そこから自転車を置き登山道を登ります。
遍路道と違い、全面整備された道で、地元の方々が登山目的で登られてます。
30分ほど登山、屋島寺に到着!
屋島寺は規模の大きな寺です。屋島は源平合戦の地として有名です。他にも水族館や屋島城跡などがあり、瀬戸内海と、高松市内を見渡せる最高のロケーションです。
売店ではご当地グルメなのか、「あん餅雑煮」が売られています。
観音寺市にも、うどんにあん餅を入れる習慣があるらしいのですが、お腹も空いてないし、苦手そうなのでスルーします。
屋島城跡の方に行くと、現在建築中のホテルが。こんなに眺めのいいところなら、泊まってみたいものです。
猫が寝ていたので、しばらく眺めて下山します。
下山中に一緒になったおじぃさん、なんでも、僕の地元の堺市のお隣住吉区のご出身で、知り合いも堺市にいるとかで、話しが盛り上がりました。「浜寺の方にはアメリカの進駐軍がいて良い生活をしていた、当時貧しいかった日本人は羨ましかった。」など、地元の人間でもあまり知らないことを教えてもらい勉強になりました。
最後におじぃさん、僕の菅笠付きのザックを貸してと言われ、何すんの?と思いながら渡します。それから、おじぃさんの携帯を渡され、「お遍路っぽい姿を撮って。」と頼まれ、菅笠付きのザックを担いだおじぃさんの写真を撮ります。
中々面白いおじぃさんです。
もう、70歳以上の方なのですが、屋島登山の常連さんで屋島方面での顔も広いです。それにしても、お年寄りでも元気な方が多いです。
「香川ならうどん食べてけよー。」と言われ、おじぃさんと別れます。
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でっかい徳利に でっかい樽
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うどん…そういえば、坂出市で会ったトライアスロンのおじさんが言ってたうどん屋さんこの近くだな、と思いそのうどん屋さんに向かいます。
「四国村のうどん屋」というヒントを頼りにまず四国村に着きました。
周辺には一件しかうどん屋さんがないので、そのうどん屋「わらや」に入ります。
頼んだのは生醤油うどんでしたが、他の席を見てみると、いくつかの席で、でっかい徳利に、でっかい樽を机においてます。
このお店の釜揚げうどんは大きな樽に入っていて数人で分けあうのが基本で、巨大徳利にはダシが入ってるらしいです。
肝心の生醤油うどんですが、さすが香川!!おいしいかったー。
うどんでお腹いっぱいになり、屋島神社を少しお参りして今日は終了です。
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