お遍路

本日のお遍路ログ

納経したお寺:4
累計納経数 :27


走 行 距 離 :74.3㎞
累計走行距離:370.7㎞


6日目 (4月10日)

台風のデパートは意外にも穏やか

今朝起きて外を見てみると薄曇り。室戸市内であるが、風はほとんどない。
先日は、風速33m吹いた所らしいのでラッキーっと思いながら、朝食をいただいてから出発する時、大正生まれの宿のおばさんとパチリ。
90歳を過ぎているのにとても元気。
左膝の調子を気にしながら走り出しは快調。夫婦岩を見たり、中岡慎太郎の銅像・弘法大師が修行した洞穴などを見ながら海辺をマイペースで走り、最御崎寺を到達し参拝。せっかくなので、室戸岬灯台も見てきました。
素晴らしい景色でした。
台風のデパートと言われる室戸岬から見える海は落ち着いていました。

押しても押してもお寺は見えてこない

最御崎寺から、津照寺・金剛頂寺は近いのであっという間に到着し、参拝しました。
金剛頂寺では、福岡から来たという若い歩き遍路の男性と話をしました。
脚力には自身があったが、足の裏に豆が出来たり、想像以上に過酷だと言っていました。
神峰寺までは距離があります。
国道を曲がると、いきなり登り口からいきなり急坂。膝をかばうため自転車を押して上がりましたが、押しても押してもお寺は見えてこない。何度も何度も休憩をし、汗が頭から流れTシャツも汗で濡れていました。
ちょっと急に階段を上がった所に本堂と大師堂があり、急な坂を上ったばかりだったため、その階段を上がるのも大変でした!
神峰寺は廃仏毀釈の際に神社からお寺に移したとのことでした。 お寺自体は100数十年の建物だそうです。

(廃仏毀釈とは)
《仏教を廃し釈迦(しゃか)の教えを棄却する意》
明治政府の神道国教化政策に基づいて起こった仏教の排斥運動。明治元年(1868)神仏分離令発布とともに、仏堂・仏像・仏具・経巻などに対する破壊が各地で行われた。→神仏分離

民宿は貴重な情報交換の場

参拝後は宿に向かいます。しかし、道は狭く急勾配のため、ブレーキをかけ続けながら国道まで戻り、宿までの10キロ近くを自転車をこいで宿に着いたのは18時半頃になってしまいました。
左膝をかばいながらも痛くて自転車をこぐことが出来ないこともありました。 これは、太ももの筋肉がつけられていないため膝にきたのだと思います。
民宿だと日本人ばかりでなく、外国人の方も交えて、宿の情報や「あのお寺への坂はキツイよ。」などの情報交換ができるのですが、今夜は残念ながら民宿が空がないのでホテルに宿泊です。お遍路を何度も経験した方々の話は貴重なのですが…