お遍路

本日のお遍路ログ

納経したお寺:5
累計納経数 :36


走 行 距 離 :79.8㎞
累計走行距離:586.6㎞


9日目 (3月16日)

自転車だから感じるありがたさ

高知市内の天気は曇り。気温は高めで寒さは感じません。
毎日のように天気の話をしますが、自転車生活の1日を過ごす上で、天気、気温の占める割合はかなり大きいのです。普段の車生活では感じられない太陽のありがたさと、車の快適さを痛感します。
本日の最初のお寺は、32番禅師峰寺(ぜんじぶじ)です。
名前に「峰」の付く寺です。お決まりの坂道を登ります。昨日ガスで見えなかった海が良く見えます。 山門をくぐると黒く流れるような岩が目を惹きます。
朝イチの納経で、他に人があまりいないと値打ちがあるように感じます。だいぶ読経もうまくなったように思います。
駐車場でおじさんとしばしおしゃべりし、次は33番雪渓寺です。

生活の中にある船

14号線を外れ、自転車、歩行者は渡船を利用します。
渡船を待ちながら、大阪に住んでいたというおじさんと話します。「最近大阪は都構想とかどうなん?」と聞かれ「笛吹けど踊らず、て感じじゃないですか」とか話します。
生活の中に船があるというのは、なんとなく良いもんだと思いました。
33番雪渓寺。山門が見当たりません。それらしきものはありますが、そもそも「山門」というくらいですから、山のお寺にしかないのか?
続いて34番種間寺。
ここで岡山からお越しのご夫婦から声を掛けられます。「あれ!自転車のお兄ちゃんもう着いたの?」と。「案外速いんです」。前のお寺で目撃されていたようです。
「実は会社の研修で~」と続きます。「へぇ~面白い会社やねぇ」と。最後に「自転車気を付けて運転しぃや」とお言葉を頂きました。
本当に皆さん暖かいです。
35番清滝寺。
駐車場で自転車を停めるとすぐに、黒い作務衣姿の方から、「このお寺はね、」と神仏習合であること。廃仏毀釈がこの高知県は日本で3番目に酷かったこと。その記録すらも先の大戦で県庁が焼けて残ってないこと、などを教えて頂きました。 自分がご朱印を頂いて次に向かおうと自転車に跨がった時も、その黒い作務衣の方は駐車場で待機してました。
お寺の人?近所の人?

本日のメインは…

36番青龍寺。
須崎市の深い入江の向こう側です。案外遠いんです。 石段を登りきって納経し今日は打ち納めです。
実は今日はこれからがメインかもしれません。高知市内に戻ります。27㎞くらいありますが、ペダルを踏む足は元気です。
ひろめ市場に到着。
ここは、建物内にある屋台村みたいなイメージですね。色んなお店から好きな物を買って通路のテーブルに座って食べる、という感じです。 カツオの塩叩き、ウツボの唐揚げなどを食べました。
更に次は社長お勧めの「仙樹」というお店にも行ってみます。 こちらでは、穴子の稚魚の「のれそれ」とか「長太郎貝」という聞いた事のない、おすすめの品など頂きました。どれもウマイです。
明日は長距離移動ですので、しっかり栄養を蓄えて明日に備えます。